弁護士が相談実績をアピールする意味

弁護士の広告を見ていると「相談実績5万件」などと相談実績をPRしてることがわかります。

私は7・8年くらい前に弁護士業界のネット集客のコンサルを開始しましたが、その当時「相談実績をアピールした方がよいですよ」とアドバイスすると、多くの弁護士は「そんなことをして何の意味がある」と懐疑的でした。

今ではホームページに相談実績を書いてアピールするのはセオリーになっています。

なぜ相談実績をアピールするのでしょうか?

それは消費者が弁護士を選ぶための情報・知識を持っていないからです。ですから最後は実績に頼るのです。

売れているお店は安心だろう、という消費者心理を利用しているのです。

このような売れているお店は安心だろう、行列のできているお店はおいしいだろうというような現象を「バンドワゴン効果」といいます。

この「バンドワゴン効果」は、特に弁護士のように消費者にとって選択するだけの情報がないような「情報の非対称性」が成り立つような状況では有効です。

ですから相談実績をアピールして消費者を安心させる手法はとても有効なのです。

さてここからさらに面白い話をします。

相談実績ならキャリアの長い弁護士が有利

相談実績は少ないよりはアピールできるだけの大きな数字はほしいです。
都合がよいことに相談実績は、年々増えることはあっても減ることはありません。
ですからキャリアが長い弁護士が有利で、キャリアが長ければそれだけ大きな数を表記することができます。
例えば年間200件相談を受けていて10年間のキャリアなら2000件と書けるのです。

いま2000件なんて少ないだろう、と思った方いませんか?

2000件が多いか少ないか消費者は判断できるでしょうか。
あなたが相続問題で2000件の相談実績は弁護士業界でも多い方で当法律事務所は相続に強い法律事務所だと補足して説明すれば、消費者は納得してくれるのではないでしょうか。

そうするとキャリアの長い法律事務所が有利で、キャリアが短い弁護士が不利になると心配している方、安心してください。キャリアが短くても相談実績を比較的早く集めることができます。

相談実績を早期に集める方法

相談実績を早く集めたいなら無料相談をすることです。
弁護士業界には「有料の相談だけを実績としてカウントする」というような相談実績に関する基準がありません。
ですから無料相談を行えば、相談実績を比較的早期に集めることができます。
早期に相談実績を集めたければ、広告費はかかりますが無料相談をすることをお勧めします。

もっと早く相談実績を集める方法

もっと早く相談実績を集めたいのであれば、メールでの無料相談をすることをお勧めします。
それも匿名の無料相談です。
先にも書きましたが、弁護士業界には相談実績の基準がありません。匿名の相談でも相談は相談です。実績としてカウントしてはいけないという決まりはないはずです。

プロボノ活動のひとつとして匿名での相談も受けていたら、それでも相談実績になると思います。

匿名であれば相談しやすくなりますので、相談を集めやすくなりますよね。

ちょっとしたコツ

効率的に集めたいのであれば需要が多い業務、もしくはネットユーザーが飛びつきやすい事件などの相談を受け付けるとよいです。
例えば男女問題、ネット詐欺、著作権問題などです。
それとSNSを活用すればもっと拡散しやすくなります。

いずれにしましても早期に集めるにはいくらネットとはいえ、ある程度の広告費を覚悟する必要があります。

ただし、話を戻しますが相談実績は消費者に安心感を与えます。

今ではホームページに相談実績を書いてアピールするのはセオリーになっています。

相談実績も弁護士を選ぶひとつの尺度ですので、相談実績を表記することをお勧めします。

誤解されないために

このような記事を書くと、
「消費者が知らないことをいいことに、相談実績でごまかしてお客を集めるなんてけしからん」
と思われる方もいるかと思います。

誤解されたいためにひとこと付け加えます。
私はまともなサービスも提供できないのに相談実績を大々的にアピールしてお客を集めるのはいかがなものかと思っています。

しかし、きちんとしたサービスが提供できるのであれば、堂々と相談実績をアピールして集客すべきだと思います。

ネットや広告の時代になると、きちんとしたサービスが提供できるキャリアのある先生が集客に困るような事態にもなりかねません。

やる気のある若手の弁護士は様々なサービスを開発し、様々な広告手法を使って集客に努めています。
つまりお客の方を向いて仕事をしているのです。

きちんとしたサービスが提供できるのであれば、相談実績を集めてアピールすることはごく普通のマーケティング活動だと考えます。

それに、正しいサービスを提供できる方がアピールし集客することの方が消費者にとっては利益になるのです。

ですから、マーケティング手法は悪く使おうとすれば悪者に魔法の杖を与えるようなものですが、正しく使うのであればお客の方を向いてお客のためになるものなのです。

その点は誤解なさらないでください。

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