一般の方々を対象に、「交通事故専門の法律事務所の弁護士」と「交通事故専門ではないが大手の法律事務所の弁護士」のどちらの弁護士の方が交通事故に強いと思いますか? というアンケート調査を行いましたので、ご報告いたします。

※調査日:2020年5月29日、回答者:全国の30歳以上の男女、回答数:552

交通事故専門の弁護士の方が強い?

質問:「交通事故専門の法律事務所の弁護士」と「交通事故専門ではないが大手の法律事務所の弁護士」のどちらの弁護士の方が交通事故に強いと思いますか?というのアンケートの結果は以下の通りでした。

交通事故専門の法律事務所が優勢

・交通事故専門の法律事務所の弁護士の方が強いと思う:65.8%
・交通事故専門ではないが大手の法律事務所の弁護士の方が強いと思う:5.3%
・どちらも変わらないと思う   :29.0%

圧倒的に専門弁護士の方が強いというイメージを一般の方は持っているようです。

大手の法律事務所も専門の法律事務所には敵わないということでしょうか。

私個人としては、ある程度の経験値を持っていれば、普通の交通事故なら専門も大手の弁護士も変わらないと思いますが、実際どうなのか、弁護士の方に聞いてみたいものです。

ただ、一般の方のイメージというのは重要です。

地方の総合法律事務所の弁護士で、通常の交通事故なら東京の交通事故専門の弁護士にも負けないと自負しているのであれば、その点をきちんとお客に伝えるべきです。

今のお客はインターネットだけの情報で弁護士を選ぶ傾向にあります。

交通事故は面談が必須ではありません。

ネット情報で勝負することとなります。

弁護士の方には、きちんと伝えるべきことは、ホームページに記載することをオススメします。

東京の交通事故専門の弁護士

先に書いた「都会と地方の弁護士のどちらの方が優秀だと思いますか?」の記事と、このアンケートの結果を総合すると、東京の交通事故専門の法律事務所が、マーケティング的には効率もよくネット集客向きだというのがわかります。

何度も言いますが、一般の方は弁護士と面談しなくても気軽に委任契約を結ぶのです。

ネット広告やSEO対策で全国規模で集客できる業務であれば、東京に事務所を構えてネットを活用し全国展開するのが効率的です。

今は弁護士法人にすれば支店をいくつも持つことが可能です。

今まで大手の弁護士法人は、支店を地域レベルで作っていましたが、池袋支店を交通事故専門支店に、上野支店を不倫慰謝料請求専門に、虎ノ門支店は相続専門の支店にするなどとした方が、マーケティング的には効率的といえます。

そしてそれぞれの視点に交通事故専門、不倫慰謝料専門、相続専門のようなイメージの屋号をつけるとSEO的にもやりやすくなるのではないでしょうか。

逆に地方の法律事務所は、全国対応している東京の法律事務所の空中攻撃に対し、地上から迎え撃たなければなりません。




地方の法律事務所の活路

地方の法律事務所が、東京の専門の法律事務所にどのように対すべきかのヒントは、下記の記事をご覧ください。

記事の最後に面白いアンケート結果がありますので、最後まで読んでください。

専門はダメで得意はOK?

強いというキーワドの使い方が、お分かりいただけましたでしょうか。

この記事が少しでもあなたのお役に立てば幸いです。

今後とも弁護士マーケティング研究会をよろしくお願いいたします。